2016年12月17日土曜日

[Linux]Fedora 25入れてみた・・・が・・・

※ 16/12/18 追記あり

私がブログを更新するとしたらこのネタですね、はい。このところこれくらいしか書くことがない(笑)

さて、Fedora25ですが、リリースされて、割とすぐにアップグレードはしたんですよ、えぇ。アップグレード自体はここ最近、全然難しくありません。DNFでさっくりと完了です。
ただ、今回はその後がなかなか大変・・・。25にしていよいよ、満を持して、XをWaylandでリプレース。Waylandがデフォルトとなりました。
Gnomeでは24でもWaylandを指定できてたんですが、KDEは(24では)かなりバギーだったので、25でどうなるのかと思ってましたが、やっぱりバギーでした(ぁ
まだ全然安定してなくて、しょっちゅうフリーズしてます。Gnomeだと安定してるのかなぁ・・・?

また、私のPC環境は以前からFedoraと相性が悪く、デュアルディスプレイ環境ですが、HDMI接続している方はなぜか画面が表示されません。というか出力されません(スリープモードに入る)。もちろん、ちゃんと認識はされており、KDEのシステム設定でディスプレイの項目を見ても、ちゃんと認識されています。おまけに「ON」状態で。

なお、Fedora24までは、起動してHDMIディスプレイに何も表示されず、KDEシステム設定でディスプレイを一旦OFFにし、再度ONに設定すれば表示されていました。
あるいは、HDMIディスプレイが表示されないまま放置し、DVI側もスリープに落ちてから復帰させるとHDMI側も復帰していました。

Windowsではもちろん何も問題ないのですが、多分AMDのチップセットと相性悪いんでしょうね・・・。オンボードでDVI+HDMIの2系統出せるんで助かってるんですが、まぁこれまではだましだまし使ってきたわけです。

ところがどっこい、25でWaylandが標準になったため、Xの頃のような方法では何故か復帰しなくなりました。つまり、今は全く表示されていません。
Xだったらxrandrなんかで色々とごちゃごちゃやってみるところなんですが、Waylandはまだ全然慣れてなくて、そもどうすりゃディスプレイのON/OFFやらRotateやらができるのかも分かっていない次第・・・。

さらにはKDE自体も不安定ということで、安定版のはずなのに安定して使えていない状態という・・・。
さらにさらに、Wayland自体にはInputMethod(Fedoraではibusが標準)がちゃんと対応しているんですが、様々なソフトそのものがまだWaylandに対応してなかったりするんですね。私が使うところでなかなか致命的なのがFirefox。

もちろん、Waylandに対応していないからと言って、Wayland上でXベースのソフト(例えばFirefox)が使えないなんてことはありません。XWaylandというものがあり、ちゃんとXベースのソフトが問題なく動作します。ただ、InputMethodだけはどうもブリッジしていないようなんですね・・・。

これに気付くのに結構時間がかかった。ibusがWaylandに対応していないのかと思って色々と調べたけど、結果としてはXWaylandへ渡せていないだけ、ということだったっぽい。
まぁ、こちらについては時間が解決してくれるかな。WaylandベースのFirefoxがそのうちリリースされるでしょう。あるいはXWayland上でどうにかibusを使うか。

※ 16/12/18追記
今日調べてみたら、Wayland上のFirefoxもちゃんとibus使えました。このテキストはFedoraで書いてます。Chromeもibus使えました。日本語入力については全く問題なさそうです。
※ 追記ここまで
ただこれのせいで、このブログ記事はwindowsで書く羽目になったんですよねぇ・・・(笑) どうせならFedoraで書きたいところだったのに。

なお、デフォルトがWaylandになったからと言って、X版のKDEでログインできないということはありません。ちゃんとそちらも残ってます。
が、私の環境だとどうもX版の方もかなり不安定になっちゃってるんですよねぇ・・・。これもそのうち解消するのかしら・・・?

ということで、Fedora25はXからWaylandへの切り替えという大きな大きな変換点となったリリースで、その分バギーですが、これから安定していくのだと思うと、成長を実感できて楽しくなりそうです。最近のFedoraはこういうバギーさがありませんでしたからね・・・! 私にとっては楽しいバージョンとなりそうです。
もちろん、他の人にはおすすめしません!(笑) Gnome側なら大丈夫なのかな? FedoraでKDEをメインに使っているという奇特な方はしばらく様子を見たほうがよろしいかと・・・。

それでは、良きFedoraライフを!

2016年12月11日日曜日

[日常]nasneのDLNAとID3Tagの話

nasneにはDLNAサーバ機能が搭載されていて、nasneに楽曲データを保存したら、裏で自動的にタグを読み込んでDLNAメディアサーバとして動作してくれる。
んだけど、私が登録した楽曲の多数が、アーティスト名に「ORT=」を付与されてしまった。ようやくその原因がわかったというお話。

自分はFedora+KDEを使っているので、KDEのCDリッパーを使ってリッピングして、そのツールでタグ編集をしています。ただ、アルバムジャケットを取ってきてくれなかったり、タグ自体もCDDBからうまく取ってきてくれないときに、MusicBrainzの自動タグツールで編集しています。

ところがどっこい、このツールで自動的に付与したタグの楽曲が、どうもnasneに登録するとアーティスト名に余計なものが付与されてしまうんですね・・・。

例えば、UVERworldのアルバムなのに、アーティスト名が「ORT=UVERworld」となってしまう。

なんだけど、他のオーディオプレーヤーとかで楽曲そのもののタグを確認してもなんの問題もなく表示される・・・。
だもんで、「nasne ORT=」とかで検索してみたんですが見つからない。長いことこれを解消できずもやもやしてたんですが、ようやく原因がわかりました。

Windowsで作業する機会があったので、そんときにタグツールである「MP3Tag」を使って、登録されている全タグ情報を確認してみました。
そしたら、「AlbumArtistsort」「ArtistSort」とかいうタグが・・・!

なるほど、どうもこのタグが怪しい!と思ってこれらを削除してみるとビンゴ! nasneのメディアサーバから「ORT=」という文字列が消えてなくなった・・・!!!

どうもこれ、iTunesなんかでは、よみがなを登録するのに使われているタグ情報みたいですね。日本語の場合、五十音順にアーティストを並べたくても、ひらがな表記と漢字表記では意図したとおりに並ばないことがほとんど。そういうときに、先のタグが登録されていると、意図したとおりの順番で並べることができるということのようです。

で、このタグに対応していないプレーヤーはもちろん無視するだけなんですが、どうやらnasneは中途半端にこのタグに引っかかっちゃうらしく、アーティスト名に変なプリフィクスをつけてしまうようです・・・。

自分以外にこんなトラップに引っかかってる人、いないんですかね? 全然検索に引っかかりませんが、特殊なケースなんだろうか・・・。

ま、原因はわかったので、今度からリッピングしてタグ付けするときに注意しておくとしよう。多分MusicBrainzのツールを使ったときに付与されていると思うし・・・。

なんせこれで、Last.fmとかにトラッキングするときに変なのが入らなくて済む。いやー助かるわー。
めでたしめでたしでございましたっと。