2006年11月27日月曜日

Linuxの3Dデスクトップ事情

Linuxの3Dデスクトップ事情は大きく分けて2つ。1つはNovellの開発しているXgl。こちらはXサーバを全面的に書き換えてOpenGLに対応させる手法です。もう1つはFedoraの開発しているAiGLX。こちらはXのプラグインとして動作させる手法です。どちらも目指すところは変わりません(X上でOpenGLの機能を利用してベクトル描画をする)ので、両技術は競合するものでは無く、互いに互換性をある程度保っています。最終的には統合されるのかもしれません。
で、そのXgl、あるいはAiGLXで利用できるデスクトップ環境はCompizのみだったのですが(これをベースにGnomeやKDEを動かすことは出来る)、最近、このCompizプロジェクトからフォークしたBeryl(綴り間違ってないよ?)というプロジェクトがあるらしいということを@ITの記事で知りました。
BerylはCompizと同様XglやAiGLX上で動作し、GnomeやKDEを動作させることが出来ます。が、Compizと違い、機能をプラグインとして増やしていくことが出来たり、設定にGConfを使わないなどの特徴があります。
私はKDEをメインで使うユーザなので、設定にGConfを使わなくてよく、また最初からKDEへの設定が容易そうだったBerylはちょっと興味が湧きました。で、試してみることに。
@ITの記事ではFedora Extrasに採り入れられていないからリポジトリを追加しろということでしたが、今日確認したらばっちり取り込まれてました。おかげで何も苦労すること無くBerylと設定ツールをインストール完了。ぽちっとなっと試してみると、確かに3Dデスクトップ環境のできあがり! いや〜、やっぱデスクトップをぐりぐり動かす感覚ってインパクトありますよねぇ。 レスポンスも良好ですし、何より気持ちいいw
で、しばらくそのまま動かしていたんですが、数時間経過したらなぜかCPU100%喰ったまま制御が不安定になっちゃいました。Xorgが70%くらいCPUリソース持っていってたので、原因はおそらくBerylにあるのでしょうが・・・、理由が分かりませんでした。突然そうなったし、再現もできなかったので原因不明Orz 一回Xを再起動したけどまた100%リソース持っていかれちゃって、共通性が無かったから原因を突き止められなかったのよねぇ・・・;;
とりあえず今はBerylを使わないことで妥協してますが・・・、安定して動作さえすれば気持ちいいのでちょっと原因を調べてみないとなぁ。nVidiaのドライバのせいという可能性もあるにはあるんだけれど・・・、まぁちょっと調べてみよう。
とりあえずはFedoraJPの掲示板かな!?

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