おとといだっけか、友人が「ChromeOSのUSB版作ったはいいけど試してないわw」とか言ってたので、面白そうだってことで試してみました。
実際の動作画面がこちら。
[youtube http://www.youtube.com/watch?v=f_gGBkk_ZzU&w=425&h=349]
んー、起動は早いのかなぁ? 試したPCがネットブックなのであまりキビキビとした動きとは思えませんでしてw
先の動画では2度目の起動ってことで初期設定はスルーしてます。本当は起動してすぐロケールとキーボードタイプを指定します。ちなみにここで日本語を指定したにも関わらずログイン後はがっちり米国になってました(ぉ
で、次の画面でネットワーク設定。Wi-FiはWPSに対応は指定ないようで・・・? パスキーを入力する必要がありました。WPSくらいは対応してて欲しかったなぁ。入力は面倒ですし。
で、次の画面でログイン。Googleアカウントでログインします。そっこーでChromiumが立ち上がります。
で、最初はここでガリガリとChromiumとの同期が始まるので、Chromiumを使っているユーザはかなり楽じゃないかと思います。ん? ChromeとChromiumって同期は同じだっけ、別だっけ? 忘れちゃったな。まぁ私はChromeもChromiumも使っていたのでChromeOSだろうとChromiumOSだろうと同じ環境を用意できます(笑)
で、この最初の同期がなかなか大変でした。先に言いましたとおり、使ったPCはネットブック。シングルコアなもので、Chromiumとはあまり相性がよろしくない。Atomのシングルコアでやると多分私と同じような状況になるんじゃないかと。えぇ。最初の同期でしばらく操作がまともにできなくなりますw
あと、電源投入直後、うちのPCでは「グラフィックアクセラレートが非対応です」的な英語メッセージが出てました。AMDのグラフィックチップは対応していないのかも? んー、カーネルの問題かしら。Intelチップセットなら平気なのかもしれません。GPUをあまり活用できずに重かったのかも。
で、まずはTwitterでつぶやいてやろうかってTwitter公式ページいって入力しようとしたら英語キーボードだし!
時計も盛大にずれてるし、ロケール設定はなんやったんや!ってぶちぶち文句を言いながら窓の杜の特集ページを参考に修正しようとしたら、Ohそこの情報が古い。xorg.confにそんな設定箇所ないし、IMの設定ツールも存在しない。
カーネルやらXやらが特集ページ作成の頃より遥かに進んで、仕様がごろりと変わってたってことなんですな。
で、どうしたもんかなーって思って、ふとブラウザの設定画面を開いたらそこにありました!
当初はロケールの設定やらIMの設定はなんもなかったようですが、今はちゃんと用意されてたんですね。ChromeOSは日本での発売はまだ予定されてませんが、ChromiumOSを見る限り、日本語の使用に問題は特にないようです。
ただ、ちょいと設定が分かりにくいってのはありましたね。ブラウザの設定からロケールを設定するんですが、起動時に日本語を選択していたこともあり、ちゃんと言語設定のところには日本語があるんですよ。
で、「なんだあるんじゃん!」って思って、キーボードとIMの所にチェックを入れてTwitterのタブに戻ってもやっぱり英語のまま。
なんでやねん!って思ったら、どうも「米国」が上位にあるのが問題だったようで。優先順位のせいだったようです。
今になって思えば、ChromeとかChromiumの優先言語を英語(米国)にしていたのが原因かもしれません。そのため、同期が取られた際に初期設定のロケールが上書きされた可能性はあります。普通の人は私のようなTo LOVEるは起きないかも(笑)
で、言語設定を日本語優先にして日本語入力と日本語キーボードも設定完了。IMは予測変換も効いてました。Google日本語入力でも使ってたのかしら。きちんと調べませんでしたがまぁぼちぼちの変換精度じゃないでしょうか。Anthyではなかったように思いますw
デフォルトのフォント設定はIPA系となっておりました。他に用意されているフォントは標準的なLinuxといったところ。DroidSansとかもおりました。使わねーw
Ctrl+Alt+Tにてターミナルが開き、そこで「shell」と打てばシェルに入れますので、あとはそこで好き勝手できます。sshdも入っているようなので、Linuxとして外部からちくちくいじるのもできちゃうかと。デフォルトはリードオンリーですが(LiveUSBだから?)、mountコマンドも可能ですので(私が試したChromiumOSではrootアカウントはfacepunchでした)そこで「/」をrwでremountすればファイルシステムを書き込みOKで再マウント可能です。設定も残せます。私が2回目に起動したときにユーザアカウント情報が残っていたのはそのせいかもしれません。
ひとまず、私の使用感としては「まずまず」と言ったところでしょうか。ネットしか特に使いどころがないってユーザならこれでも特に困らないでしょうね。アップデートは勝手にされていくのでアップデートやらなんやらってことを考えなくていいし。あとは価格でしょうか。これでノートPCと変わらないってことならノートPCの方がつぶしが効くのでそっちを買うべき(笑) ノートPCでChrome使うのと基本は変わりませんので。
うーん、これそんなに売れるのかなぁ? ちょっとそこは不透明ね。図書館の検索システムとか、PCである必要がない環境には向いてると思いますが、一般に受け入れられるのかは疑問だなぁ。
さて、閑話休題。
このChromeiumOS LiveUSBを作るとき、結構トラぶりました。
ってのも、これ、ChromeiumOSのイメージファイルをUSBに書きこむんですが、そいつってUSBメモリとしては使えない形式なんですね。Windowsから見たらフォーマットされてないデバイスだと。
おまけに、うちのデスクトップとは相性が悪かった。なんせ挿したらBIOSがフリーズする(笑)
最初はさっぱり気付かず。イメージを書き込めたのでWindowsを再起動したらBIOSのPOST画面で止まってる。CPUの情報すら表示せずに。
ん?と思ってUSBを抜いてリセット。そしたら先に進む。一旦BIOSのセットアップに入る。USB挿す。フリーズ。
ここで「あぁ、USB挿すとフリーズするのか・・・?」と気付く。壊れたかと思いましたよw
おっかなびっくり、Windowsが起動してからUSBを挿す。「フォーマットされていないUSBメモリ」として認識。
フリーズしなくて良かったーって思ったけど、「なんだよ焼けてねーじゃん!」って誤解して再度焼く。
リブート→フリーズOrz
で、ふとIMGという形式に疑問を抱く。こいつ、ディスクイメージそのものじゃねぇのか・・・?と。ddで切り出したイメージそのものじゃねぇのかと。
だとするとWindowsで認識できないのも仕方ない。FAT32じゃないだろうしね。
ならばってことでノートPCに挿してみる→起動!
ってな顛末でした。なかなか変わったシステムだわw 他のLinuxのLiveUSBと同じようなイメージで居たけど、そんなこたーなかったのね。
ということなので、BIOSによってはうちと同じでLiveUSBを試せない人もいらっしゃるかと。
そういう方は仮想OSで試してみよう! これまたVMWareでしか試せないらしい。私もVirtualBoxで試しましたが起動しませんでした。結構環境に依存してるところはあるようですねぇ。
クラウドOSってのがどういうものなのかを体験するにはオススメです。が、ぶっちゃけそんなパラダイムシフトは感じませんでした。それだけクラウドが身近になったってことかもしれませんねぇ。
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