2005年3月27日日曜日

独自性か、冗長性か

私もそろそろ就職に付いて考えることも少なくないのですが、ふと感じたことがあります。
私たちリクルーターはどうしても自分が他の人たちと違うところをアピールして行くことが多いと思うのですが、果たして会社の経営者はどういった社員を望んでいるのでしょう?
私は情報工学と言う分野を学んでいます。そこで出てくるのが、「システムの冗長性」です。平たく言えば、もしもに備えてバックアップなりサブのシステムを構築しておくことが重要ですよ、ということです。メインがダウンしても大体のシステムが稼動できる状態を「冗長性がある」と言います。
システムを会社になぞらえると、社員はシステムの導線であったりチップであったりドライブであったりするわけです。会社としては、他社と差を付けるためにオリジナルの「パーツ」となる社員が必要となる。でも、今の時代、その社員がずっと会社に残ってくれるとは限らない。ヘッドハントで他の会社に引き抜かれるかもしれないし、自分でやめて行くかもしれない。あるいは病気で業務に支障が出るかもしれない。そうなると、その社員のバックアップを用意して置かないと、その社員になんらかのトラブルが発生したときに、システムダウンしてしまうかもしれません。
独自なパーツだけで作られたシステムと言うのは他社に差を付けられる一方、冗長性に乏しいわけではないだろうか、そう思ったんです。
逆に冗長性を大きく取れば、それだけ独自性は薄れる。会社の経営者はきっとそのバランスを取って社員を採用するはずではないだろうか、というわけです。
あとは、自分自身の能力を正しく把握しておけば、自分はオリジナルのパーツとなりたいのか、それともバックアップとして会社の役に立てるのかが分かるのではないか、と考えました。
でも、それも難しい話なんですよね。社会に出たことのない小童である自分が、他の人と比べて独自な能力を持っているかを判断するのは難しい。かといって、最初からバックアップとして組み込まれることを考えて会社に入ろうとするのでは、ちょっと向上心に欠けてしまいそう。
やはり、自分しかできない、そういった面を押し出して行きたいですが、普通に生活していて他の人と差が付くかと言われれば「?」ですし、大変悩みどころです。
やはり、就職は自分探しの旅、といったところになるのかもしれないですね・・・。
精進しよ(苦笑)