最近のWineの発展は実にすごい。なんせ、DirectXですらある程度はインストール不要で動くのだから(インストールも可能)。
だがしかし、私の環境ではこのところ動きませんでした。ただ、以前は動いていたんです。東方を動かしたSSを紹介した事もあります(FPSが15程度しか出なかったのでまともにプレイできる代物じゃなかったですが^^;)。
ですが、ここ最近、急に動かなくなったんですね。Fedora9になったあたりで。で、なぜだなぜだと不思議に思っていたんですが、今日になってようやく解決することができました!
結論から言えば、私がx86_64環境だったから問題だったんですね・・・Orz
はい、32bit環境の方は気にすることはありません。モノにも依りますが、結構普通に動きます。
以下の説明は、64bit環境、かつnVidiaやAMD(ATI)のグラボをお使いの方のみが関わるお話です。Intelだと関係ないでしょう、多分。
まず、Wineはi386で配布されています。x86_64版はありません。
ここで勘のいい方はもう答えが見えているんじゃないでしょうか。つーか気づかなかった自分が恨めしい・・・。
はい、Xのドライバに、64bit坂だけでなく、32bit版も必要になります。私の場合、nVidiaのカードなので、
xorg-x11-drv-nvidia-libs-173.14.12-1.lvn9.i386
というパッケージが"余分に"必要となります(バージョンは090914日現在最新のモノです)。
ではなぜ、Fedora8まではこれを気にしなくても動いていたかというと、ちゃんとインストールはされていたんですよね。
ただ、Fedora9から、yumでインストールを行う際、64bit環境では
# yum install hogehoge.i386
というように".i386"を明示しなければ、x86_64版しかインストールされない仕様になりました。
無論、x86_64とi386が両方存在しており、i386が依存関係にあるときは問答無用でインストールされるんですが、i386が依存していない場合は明示しないと入りません。Fedora8以前は、明示しなければ両方入る仕様だったんですね。だからXドライバも32bit版が入っていたと。
今回それにようやく気付きまして、インストールしたらあっけなく動きました。今まで動かなかったのが嘘のよう!
が、永夜抄体験版は少女準備中から先に進んでくれませんでした・・・Orz 残念。
とはいえ、これまでは起動すらしなかったのですから大きな進歩です。ネイティブのDirectXをインストールしたら動くかもですね。
何はともあれ、これで大半のゲームも動くようになったわけで・・・。DirectXをまったくサポートできていないVirtualBoxよかよっぽどゲーム環境としては素晴らしいかもしれない(笑) VMwareもDirectXのサポートはまだまだできてないしなぁ。
実行速度についても、WineはWinと遜色なく動くモノも少なくありません。仮想環境よりもスムーズであることが多いですね。
何はともあれ、解決してよかったよかった。これで9割くらいはWindowsいらなくなったぞw
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