2008年9月22日月曜日

[Linux][Wine]東方動いたよー

以前[ [Linux]それは完全に失念していた・・・Orz] by Linux奮闘中! -某OSとも共存-で、WineのDirect3Dが稼働するようになったよーと報告しましたが、その続報です。
東方シリーズが動作しました!動作させるにはいくつか手間をかける必要がありますが、Winと遜色ありません。
まず前提条件として、Wineは仮想デスクトップを有効としています。こうすればフルスクリーンでゲームを動かしてもGnomeやKDEに影響を与えずに済みます。また、ウィンドウモードでは動かないゲームも結構あるので、仮想デスクトップは有効としておく方が無難でしょう。
まず東方永夜抄。d3d8のライブラリをBuilt in(Wine)に設定しておけばそれだけでOKです。ただし、WaveのBGMがなぜか鳴りません。とあるサイトでは、custom.exeにて「BGMをあらかじめメモリに読み込む」にチェックしておけば鳴る、と書いてあったんですが、私の環境では鳴りませんでした。
ただし、Timidityをきちんと設定しておけば、Midiにてサウンドは鳴ります。あ、SEは普通になってます。
この状態でプレイしましたが、FPSは60出ており、まったく問題なく動作しました。
続いて東方花永塚。基本的に永夜抄と同じです。ただ、BGMにMidiがないのでBGMが鳴りません。それ以外は問題なく動作します。ネットワーク対戦については試していないので不明です。
続いて東方文花帖。上に同じ。また、なぜかクリア済みのステージにおけるあややのコメントが見にくかったです。読めないことはないんですけれどね。プレイにおいては快適に遊べます。
続いて東方風神録。ここからDirectX9になるので、d3d9をBuilt in(Wine)にしておきます。ただし、d3d9_31.dllが必要となるので、こいつを風神録のフォルダに突っ込んでおくか、Wineのシステムフォルダに突っ込んでおきます。DirectX9cのインストールまでは不要みたいですね。もちろん、入れておいたら動くと思いますが。
そして東方地霊殿(体験版)。これに関してはもうちょっとってところです。まず、動かすためにはd3d9_37.dllが必要です。DirectX9cを入れていたら不要かも。
ただ他のシリーズと違い、BGMは鳴るんですが、なぜかFPSが70近いです。製品版ではどうなってるか分かりません。FPS70でもいいということならふっつーに遊べます。辛かったですがw
ざっとこんな感じです。BGMが鳴らない点を除けばほぼ完動です。BGMにMidiが選べる場合はそちらにしておけば完動と言っていいでしょう。
さすがにネトゲは動かない(正確にはnProなどのプロテクトが動かない)ことが多いんですが、スタンドアロンならDirectXが使われていても動くみたいですね。いやぁ、すごい進化を遂げたもんだ。
ましてVista64bitだとゲームその物が動かないことも少なくないですからね。DirectXが使われている場合、仮想ソリューション(VMware、VirtualPC、VirtualBoxなど)は軒並み全滅、あるいはパフォーマンスガタ落ちってことが多いですから、64bit環境でも問題なく動かしてしまうWineの能力は末恐ろしいモノがあります。
窓を起動する理由がゲームをすることだった私。ただ、ゲームが普通にWineで動く今、窓の起動率が激減してますw
Vistaの再インストールが面倒でPCの組み換えを先送りにしていましたが、もうVistaを捨て去ってもいいかなーとか思ってます。64bitにしたはいいけれど何のメリットもないですし、64bit版アプリも特に出てこないですし。
今ならAthronX2のCPUは45Wが1万円程度で手に入りますし、AMD 790GXとかならオンボードでもグラフィック能力は十二分ですし。それにメモリでも増設して、2.5万円くらいで新調しようかなぁ。
とりあえず、冬のボーナスで組み換えを検討しようw 誰かGeForce7600GS買い取ってくれないかしらw

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