松坂熱血先生 チビっ子に怒った
55年会による野球教室での一場面らしいですが、なんかこんなことがニュースになるっていうのも物悲しい気がします。ただ、これをニュースとして取扱うくらい、礼儀というか、そういうのが欠落しているのかな、って感じちゃいました。
記事にも書かれているように、「人間的な成長無くして技術の進歩無し」というのは大事な事だと思うんですよ。教えてもらうのが親しい友達ならまだしも、プロの「先生」ですからね…。敬意を表するのが当然だと思うのです…。そりゃ、気に入らない先生もいるでしょう。でも、せめて表向きはしっかりと襟を正すべきだと思いますよ。裏で文句言うくらいはいたってふつ〜だと思います。
でも、なんかこう、物悲しいですよね…。周りは誰も注意してくれないのかなぁって。こういうのって、周りの雰囲気で自分がどう立ち回るかがある程度決まってたような気がします。周りがみんなバシっと決めてたら、自分だってバシっと決めないと、カッコつかないじゃないですか。逆に、周りがだら〜んとしてたら、バシっとしてると浮いちゃうんですよね。それを撥ね返してやれるだけの根性を持ってればもう言うこと無しですが、哀しいかな、私もそれはできません。正直に言います、ムリです…。
結構前に、TBS系の「学校へ行こう」という番組で、V6の井ノ原さんが高校へ入学して勉強して行く様子をドキュメンタリーで放送するコーナーがあり、そこで井ノ原さんが入学式へ出席する様子が放送されていました。その入学式で、校歌の斉唱があったのですが、今日び誰も歌いません。でも、井ノ原さんは、たった一人、大きな声で校歌を歌っていました。えぇ、それはかっこよかったです。見ていて「すごい…」と感心するくらいに。画面からは、大声で歌っている井ノ原さんを見てくすくすと笑っている少年少女達が映っていました。そうですね、周りの雰囲気からすると、大声で歌っている井ノ原さんはさぞ不釣合に見えたことでしょう。でも、そんな中で自分を貫き通した、井ノ原さんはすごいと思いました。高校なんて行って当たり前、むしろ親に行かされた、そう感じている人も少くないでしょう。でも、井ノ原さんみたく、高校に行かず、後になって行きたいと思い、ほんとうに頑張って高校に合格した人なら、喜んで校歌を歌うでしょう。だって、誇りなんだから。そこに合格して、こうやってこの高校の生徒なんだっていう、誇りなんだから。 見ていて、「かっこいい…」って思いましたねぇ。 自分には、、、、まねできないな、って、正直思いました。
そうやって周りの雰囲気なぞおかまい無しで自分を突き通せる人はそう多くは無いと思います。なら、それが当たり前なんだと思わせる雰囲気を作ることが大事なんではないかな、って思うんです。周りの雰囲気が、「ここでは礼儀正しく振舞う」という感じだったら、自然とみんなそうするんじゃないでしょうか? しないかな…? どうなんだろう。でも、今の感覚だと、周りみんながしてないし、それを誰も咎めない。だから、そちらへみんな流れて行っちゃうんじゃないかな…。
どうして、子どもたちに礼儀を教えるために怒ってやった、なんてことがニュースなんかになるんだ? という感覚が当たり前になって欲しい、そう思いませんか?
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