最近ネットニュースやテレビのニュースなどで見聞きしたことに対して「あぁ知っとかなきゃな〜、調べとくかぁ」と思っていながらなかなか調べられていない用語やトピックが増えてきてしまった^^;
そのうちのひとつ、「
補償金制度廃止論にまつわる明と暗」を今日は考えてみた。
いわゆるiPod税などと呼ばれているこの保証金制度廃止論なんですが、なんともかんともヤヤコシイ話のようなのです。iPodなどに代表される携帯音楽プレーヤーに対して、著作権保護の観点(であってたかな?)から税金かけようよ、という提案だったと覚えているのですが、なんともかんともムツカシイ。リンク先であるITmediaの記事にある程度まとめてあるのですが、それを読んでもなおつんぷんかんぷん^^; とはいえ私もmpeプレーヤーを使っている身。自分にも関係してくるかもしれませんのでやっぱり気になります。
記事にもありましたが、「デジタルコピー」というものがやはり絡んでくるようですね。MDが全盛だったころ、おそらく同じようなことが議論されたのだとは容易に想像できるんですが、そもそもデジタルコピーって何を指すんだろう?ということです。著作権を保護する観点で、たとえばP2Pソフトによるばら撒き行為に対して声高に叫ばれるのは「ネットワークが発達した今P2Pなどでメディアがそのままばら撒かれてしまっている!!!」ということですよね。まったく持ってそのとおりだと思いますが、主にP2Pでばらまかれるメディアって大抵は非可逆圧縮されているものなんですよね。音楽ならmp3がほとんどでしょうし、映画ならDivXやWMVによるAVIなど。これらは非可逆ですから、当然元の質を取り戻すことはできません。じゃあ、どこまでの質からが「デジタルコピー」と評されるのでしょう?ビットレートで決める?聞いた感じで決める?そもそもデジタルコピーってどこを指してるの? ワカラナイ事だらけです。
もちろん、著作者の権利は保護されてしかるべきだと思います。せっかく作った音楽や映画が非可逆とはいえ質のよい状態で自分たちの与り知らぬところでばら撒かれて自分たちには一銭の得にもならない、っていうのではそりゃ納得できないでしょうし、それはおかしいと思います。
なので、デジタルコンテンツ保護という考え方が生まれるのは自然だと思います。が、それでもって規制をかけるというのもその掛け方が難しいんですよね。コピーコントロールCDはそもそもCDの規格として認められていない規格なので、CDプレイヤーが故障する可能性も指摘された上に、自分が買った音楽を自分が楽しむ範囲ですらバックアップをとる事を禁じられてしまったので息苦しさがありました。また音楽ダウンロードサービスが開始され、そこでは「ダウンロードしたPCにインストールされた特別なプレーヤーでのみ再生可能」などといったサービスが目立ちました。当然、自分の好きな携帯プレーヤーに移すことができないものも少なくありませんでした。そもそもそういったプレイヤーはWindows専用でしたし、LinuxはおろかMacですら対応していないものが多かったですね(今もそうなのかな?)。
最近オープンしたiTMSでは確かfairy safeだったか何かでダウンロードした楽曲をCDに焼くこともできたと思うのですが、じゃあ今まで「デジタルコピー反対!!」と訴えてきた音楽メーカーはいったいどういうスタンスでiTMSへ楽曲を提供しているんだろうかというのも気になります。
結局この問題というのは根本になる法律が今の時代に対応しきれていない面が大きいと思うんですよね。この法律が制定された当時に、こんなデジタル化の進んだ世の中で発生する問題を予見できたとは思えませんし。なら、やはりその時代に合わせた法律を考えてそれに置き換えるべきなんじゃないでしょうか?
その為に意見を提出できるというチャンスが目の前に転がっているにもかかわらず(ITmediaの記事参照)、そこに意見できるほど現在の法律やその背景などを理解できていないのが痛いところ^^; 調べたいなぁとは思っているんですが調べるととても大変そうでなかなか手がつけられません(苦笑)
そんなこんなで調べたい、知っておきたいトピックが増える一方。どうにか消化していきたいなぁ^^;
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