英語版のみの公開ではありますが、Adobe Reader 7 のLinux版が公開されました。
ver 5 まではリリースされていたのですが、6は見送られていました。しかし7になって返咲きとなります。さっそくインストールしてみましたが、見た目に関しては窓と相違ないですね。アイコンなども同じ物を使用しており、外観も違和感無く、操作性も変わっていないと思います。
ver 5まではLinux版ではマウスのホイールが使えなかった(とあるソフトを使えば対応できるのだが)が、ver 7では問題なく使うことが出来た。
ただ、私はver 5をインストールした時点で日本語フォントを追加しておいたのでver 7をインストールした時点で日本語の含まれるPDFを問題なく表示できていましたが、まっさらの状態で日本語フォントを正しく表示できるかは確かめていないので不明です。近いうちに確認を取ろうと思います。
やはり、OpenOffice.orgやFirefoxなどWinで主に用いられているソフトの台頭となるフリーソフトが多く出て来ることも歓迎ですが、Win向けにしか公開していなかったソフトがLinux向けにも公開されると言うのはありがたいですよね。PDFは実にプラットフォームに依存しない形式で、今ではケータイでさえ閲覧できますよね。その閲覧に必要なビューアがLinuxも視野に入れてくれているのはありがたい限り。
おかげでM$は今までとは違ってオープンソースに対して自社の製品がいかにメリットを持っているかを売り込むのに必死です。実際、企業ではサポートも必要でしょうから、M$のOffice Suite で固めるのもそれで正しいと思うのですが、一般のコンシューマからすればWordやExelの機能をそこまで使いこなせるとも考えにくいんですよね。
そうなってくると、ほぼ同じ機能を持つフリーソフトを利用するのは金銭的なメリットがかなり大きいですから、高機能なフリーソフト、あるいは高い互換性を持つフリーソフトに流れても仕方ないですよね。 まぁ、私はLinux大好きっこなのでフリーソフト大歓迎なんですが(笑)、「物の価値」というものを再認するいい機会なのかも知れません。今使っているソフトが、ほんとうにその対価に見合った代償を与えてくれているのか。同じ、あるいは似たような機能を提供してくれるソフトがあったとき、選ぶ際には何を基準にして選ぶのか。そう言ったことを考えながら、プロプライエタリな、あるいはフリーなソフトを見くらべてみるのも大事なのではないでしょうか。
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