2005年4月14日木曜日

「ほんとうの」戦争被害者って誰なの…?

韓国「日本人の戦争被害」に反発? 「火垂るの墓」公開延期に
私はBlogにて中国、韓国における反日感情の高まりについて言及することを意図的に避けて来ました。個人的に思うところは勿論あるのですが、それが客観的な見方からでた意見とは、自分でも思えないからです。
ただ、上のリンク先にある記事に書いてあった「日本が戦争被害者のように描かれている」という言葉には引っかかりました。映画「火垂るの墓」は戦争の中懸命に生きてく幼い兄妹を描いた物語。兄妹の視点を基に描いたのだから、「戦争の被害者」であって当然ではないのか…? そう、思うのです。第二次世界大戦において、日本は敗戦国として、戦犯国として中国や韓国に補償を行いました(これについては中国、韓国両国ともに日本と意見の相異があるようですが)。
ですが、「当時の日本人全てが戦争加害者ではない」というのは、云わずもがなだと思うのです…。 戦争の中、それこそ「地獄」の中を必死に生きていく姿を描くことで、戦争を起こすと言うことがどういうことなのか、それを訴え掛ける内容の映画だと私は思っています。決して、「日本だって戦争被害者なんだよ」ということを訴えているわけではないはずです。
冷静になって、物事の本質を見極めて欲しい。今は、特に中国での反日デモを見ていると「日本」というだけで攻撃しているように見えます。デモ隊を組み、大人数で訴え掛ける、そう言った「アピール」は手段として間違っているとは思いません。しかし、「デモ」と「暴動」は別物でしょう。「日本の教科書は間違っている!!!」と訴えることは(それが正しいかは別として)何も問題ないと思います。しかし、「日本は歴史を誤って教育している!!!」と大使館へ投石を行ったり、日本企業の店舗などを攻撃したりすることは問題ではないでしょうか。
このままでは、中国、韓国への日本からのイメージも、日本の中国、韓国からのイメージも悪くなってしまい、悪循環です。 領地問題など複雑な事情が絡んでいます。簡単には解決しないでしょう。だからといって、ずるずると先延ばしにして来たからこそ今不満が爆発しているわけで、もう引き延ばせません。相互理解にはとても時間が掛かる、だからこそ、小さな積み重ねが大事。
本質を見よう。ほんとうの戦争被害者は、戦争によって大切な人を亡くし、その「報復」の悲しさを知っている人達、そうではないですか…?