Microsoft Office互換の有料ソフト「StarSuite」をGoogleが無料で配布
StarSuiteは元々シェアウェアで、それのオープンソース版(もちろん機能やアートワークなどが制限されている)がOpenOffice.orgという位置づけだったわけですが、StarSuiteが無料で配布されるようになるとOpenOffice.orgの存在意義がかなり薄れてしまう気がするんだよなぁ・・・。 そりゃ、オープンソースだからLinuxディストリビューションに最初から組み込んでおけるというメリットはあるのだけれど、逆に言えば後からインストールすることが苦ではないのであればGoogleの提供するStarSuiteをインストールすれば済んじゃいますしね。
確か今のところGoogleパックはWindowsのみのサービスだったとは思いますけれど。
互換性をあまり気にしないのであれば、文書はOOoでも十分出来映えは綺麗です。表計算においても十二分の能力を持っています。Officeスイートとして性能は十分持っているのですが、いかんせん動作が遅く、もっさり感が否めないかなーとは思いますね。
私はオープンソース推奨派で、へぼユーザが扱う程度の機能が組み込まれているならオープンソースのソフトで十分だ、と考えていますし、実際無料ソフトやらなんやらで固めています。それで特に困ることもないのですが、OfficeはやはりM$ Officeが強いですね・・・。
私は(今のところ)文書はTeXで書くのでOfficeのお世話になるのはもっぱらスライド作成の時です。ここでOOoとM$ Officeを比較すると、どうしてもM$ Officeに軍配が上がります。後者の方がストレスが少ないですね。動作がきびきびしてますし、ある程度は思った通りに動いてくれます。OOoは時にこちらの意図しない動きをすることがあるので^^; バグなのかそれともこちらの操作が悪いのか、編集画面で見たときとスライドショー実行時に見たときとでレイアウトがまるで違うことがままあるんですよね。でまぁ、ごまかしごまかしやっていたのですが、さすがに疲れてしまい、今はM$ Officeを使っています。ちょっと負けた気分ではありますOrz
また、意外(?)なことに、OOoのプレゼンソフトではEPSを貼り付けられません。オープンソースのソフトの割には珍しい気はしますね。SVGがいけるというのに。PowerPointはEPSを貼り付けることが出来ます。M$製にしては珍しい?
TeXで文書を書くため、画像にはEPSを使うんですよね。なのでEPSがそのまま貼り付けられないというのはすっごいストレスになります。わざわざ別形式に変換しなくてはいけませんから。できたらスケーラブルな方が綺麗ですので、大抵はSVGに変換するんですが、それを貼り付けても編集画面とスライドショー実行時とでは見え方が違うという事態に。これじゃちょっと使いづらいですからねぇ。
まぁさらに根本的な問題として、文書は印刷してしまえばTeXだろうとWordだろうと問題はあまりありませんが、スライドはノートPCにファイルを移して実行することがほとんどです。つまりはそのノートPCにOOoをインストールしておく必要があります。ほとんどの人がM$ Officeの中イレギュラーなことをするのは当然余り歓迎されません。うちの講座はみんな優しいので私一人がOOoであっても受け入れてくれましたが、一般にはそうはいかないでしょう。TPOはわきまえないと行けませんね。
ということで、ちょいと脱線してしまいましたが、StarSuiteにしろOOoにしろ、リンク先にもありますように、互換性などをシビアに考えなくて言い場合にはコスト面で有利な選択肢になり得ると思います。逆に相手先とファイルのやりとりをすることがあるとか、コスト面を気にする必要がないのであればM$ Officeを用いるべきでしょう。
棲み分けってのが大事ってことでしょーね。
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