今日は郵政民営化参議院で否決、そして衆議院解散というニュースでいっぱいですね。
他のブロガーさんも書くことでしょうから、私は書かないでおこう、そう思っていました。
が、20:30からの小泉首相の臨時会見の様子を見て気が変わりました。
もちろん、会見の内容は参議院で否決された事による衆議院の解散に関してです。そこで小泉首相が郵政民営化に対する思いを切々と語っておりました。
その語り口調は、この所見られた人を喰ったような態度ではなく、極めて真摯で、決意に満ち溢れたものでした。
私自身、参議院で否決されたら衆議院を解散という小泉首相の考えにはついていけないものがありました。郵政民営化の必要性については、難しい判断だとは思うのですが、私個人としては”必要なし”と考えています。民営化されると、過疎地にある郵便局が存続する保証がなくなるのではないか、それが一番の懸念です。公営だからこそ、赤字でいいところもある、私はそう思っています。だからといって、策を打たないのは間違っておりますが。郵貯の積立金の不明瞭な流れなどをなくし、クリーンな会社にしたい、その思想は素晴らしいモノだとは思いました。しかし、まだクリアすべき問題が残っていたのではないのかなと思います。
しかし、小泉首相は違っていました。小泉首相にとって、郵政民営化は議員に立候補した時から公約に掲げていたこと。自民党総裁に立候補するときにももちろん公約として掲げていたこと。郵政民営化はそうすることが自然である、しない方が不自然だ!そう信じているのです。
その思いを、その全てをこの会見で訴えていたように思います。そして、その真意を国民に問いたいと。そのために、解散を行うのだと。
この会見では、ここ最近見られた首相の話口調ではなく、力強い、決意に満ちたものでした。この会見で初めて、私は小泉首相が本気であったことを知りました。
願わくば、それを国会中に表してほしかった…。そうすれば、国民の注目度ももう少し違っていたかも知れない。ひょっとすると、この否決という結果も変わっていたかも知れない…。
終わったことに対して「〜かもしれない」というのはナンセンスであることは分かっています。けれど、やはり小泉首相以外にあれだけ硬い意志を表明できる人がいない気がするんです。靖国参拝問題や中国、韓国、北朝鮮との政治問題など難しい問題も抱えていましたけれど、今小泉さん以外に首相としてふさわしい政治家がいるのかな…、そう感じずにはいられなくなってしまいました。
政党政治ですから、政党の意志に従えないということであれば公認しない、というのは致し方の無い流れかと思います。そうなると、分裂選挙で苦しい戦いを強いられることになるのは間違いないでしょう。ひょっとすると民主党が政権を取ってしまうかもしれません。
衆議院の総選挙は8/31に公示、9/11に投票だそうです。この投票は、ほんとうに大事な選挙になる気がします。しっかりとニュースを見ながら、投票に行きたいと思います。
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