「400字以上」は苦痛、電子書籍を購入しない理由トップは「読みにくい」
一時期電子書籍は盛んに取り上げられていましたが、最近はちょっと下火ですね。個人的には電子書籍には将来性があると思っているんですがねぇ。
Y!Newsの記事によると、400字以上は苦痛なんだそう。400字なんて読んだらあっという間だと思うんですが…^^; では、何がそんなに読み難いと感じさせているんでしょう?
思うに、字の大きさが関係してくるのではないかなと。電子書籍が登場したとき、電子書籍を読むデバイスとしてはケータイやPDAなどの携帯端末が挙げられていたように思います。これらのデバイスは基本的にはディスプレイはそれほど大きくはありません。そんなディスプレイ領域にみみっちく文字が書かれていては、それは確かに疲れます。
じゃあ、パソコンで電子書籍を読むのはどうか? これも意外と普及はしてないんですよね。紙の本と違って流通にコストがかかりにくいため安価に手に入ることの多い電子書籍ですが、あまり活用されているように感じないですね。
では、紙の本と電子書籍、何がそんなに違うのか。一番違うのはデジタルかそうでないか。電子書籍はデジタルな本です。つまり、『大量コピーが簡単』という点が厄介な点でしょう。本の内容は当然著作権で保護される対象なのですが、デジタルコピーを防ぐことは非常に難しい問題です。デジタルコピーを完全にできなくしてしまえば、せっかく電子書籍の本を持っているのにそれをケータイやPDA、PCそれぞれで見るために同じ本を3冊買わないといけないことになります。馬鹿らしいですよね。自分がきちんとお金を出して買った本なのに自由に好きな所で読めないなんて。でも、コピーができるようにしてしまえば、それを不正にバラまくことを防ぐことは非常に難しいです。
その為、出版社側としては電子書籍よりも紙の本を重視する傾向にある、と以前どこかのHPで見た事があります(すいません、どこだったかを見付けることが出来ませんでした)。
また、紙には紙のよさもあるんですよね。紙には自分で自由に書き込みが出来るため、気づいた事などをすぐそこにメモできます。参考書といった書籍では、メモできるかできないかは大きいですよね。
ただ、電子書籍にもメリットはあります。管理するために必要なスペースはディスク程度のものですから。劣化も防げますし。買うのが楽、というのもありますね。
電子書籍にはまだクリアすべき課題が残っているかとは思いますが、もう少し流通してもいいような気がします。頑張れ、電子書籍!
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私も紙の方が好きですねー。本というメディア自体が好きなのがありますが。
電子媒体で思うのは、ナナメ読みがしづらいことですね。一覧性が低いので。スクロールしながらナナメ読みって、さすがに出来ませんからー(笑)
読む場所を問わないのは紙媒体でも同じですし、電子書籍に特化したものは、縦書きの物も多いですし、上の方々が仰言っている点は、私自身はあまり問題ではないと思っています。
電子媒体の便利な点は、情報の検索が楽なことだと思います。ですから、紙よりも電子媒体に向いているコンテンツも多いと思いますので、私が売るとすれば、そちらの方向での企画を考えますねぇ。
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★ standardlineさん
xiaoxiaさんも仰っていることなのですが、電子書籍のビューワはほとんどが縦書き表示可能です。フリーのものでテキストも含めて縦書き表示してくれるものもたくさん出回っているので、縦書きか横書きかと言うレイアウトに関してはそこまで問題ではないかもしれません。
ただ、確かに電子書籍はそれ専用のデバイスでもない限りは自然とページをめくる感覚とはやはり異なります。本だと読みたいときにさっと手にとってパッと開けばいいわけですが、電子書籍だと起動するまでに時間がかかるかもしれませんね。それがいやだ、という人もいるのかも。ん〜、越えるべき壁は多いかな?(苦笑