2007年9月10日月曜日

OS再インストールを拒む理由

Windowsだと割合あっけなく再インストールやるんですけどね^^; Linuxはほとほと再インストールする気が起きないんです、これが。
今までにも何度か致命的かもと思えるような状態に陥ったことはありましたが、その都度のらりくらりとかわしてきたんですよね。パッケージが新しくなって解決されたりとか、なんとか自力で解決したりとか。
まぁ、そんな試行錯誤の上に成り立っている現在の環境なので、かなり設定等はくちゃくちゃになっているとは思うのですが、今更直す気にもなれずそのまま放置状態。このままじゃ悪化の一途をたどるのは分かってはいるんですけれどねぇ・・・。
かつて経験してきた環境の変化としては、FC1から2になったときだったかな、ファイルシステムの文字コードがEUC-JPからUTF-8になったこと、ほぼ同時期に文字入力システムにIIIMFが採用されたこと、その後しばらくしてIIIMFもKinput2もサポートから外れ、SCIMになったこと、そしてCompizやBerylが採用されたことです。
ファイルシステムの文字コード変更は移行するかしないかで悩んだんですが(このときも再インストールは検討した)、一挙に全部ファイル名をリネームすることで対応しました。そういったスクリプトが出てきてくれたのが幸いでしたね。日本語のファイル名をつけていたのはマルチメディア系のみであり、自分のホームディレクトリ以外には影響がほぼでなかったので失敗してもシステムに影響はあたえないことから安心して実行できたというのもあります。
文字入力システムの変更は、過渡期には結構右往左往してましたね。IIIMFがデフォルトの設定となり、Kinput2がオプション扱いになったりしていたのですが、結局Kinput2に戻して使ってました。IIIMFを使っていた時期もあったのですが、あんまり馴染みませんでしたね。
その後SCIMとUIMが台頭し、さらに変換エンジンにもCannaとFreeWnn、SKKに代わりAnthyやPrimeなどが登場。なかなかのカオスっぷりでしたね。今でもまだやや混沌としている感はありますが^^;
今でこそSCIMが標準になっていますが、SCIMがFedoraに対応したのは割と遅かったです。SCIMは出た当時、Qtと相性があまり良くなかったため、XIMと相性の良いUIMを使っていました。Qtにqt-immoduleが搭載されるようになってようやくSCIMも安定し出し、リポジトリにも搭載されたので今はSCIMを使っています。
変換エンジンのAnthyは比較的更新が速く、そして割と高い確率で学習結果を忘れてくれるので(ぉ、今でもあまり賢いイメージがありません(苦笑) CannaはCannaでおバカな素敵変換をやってくれたものですが、学習結果が即座に反映されるので使い込んで行くと特に不便は感じないんですよね。
それに対してAnthyは学習結果を忘れたりするためなんかおバカな印象。やはり日本語の扱いは難しいのだろうね・・・。
そして登場した3Dデスクトップ。これはまだまだ出たばかりで不安定ですが、見た目のインパクトは大きいですね。派手好きな私は例に漏れず早速導入したのですが、果たしてどうにも不安定。今までもシステムが不安定になった事は多々ありましたが、どこかにヒントがあったんですよ。エラーログが吐かれるとか、同様の状態に陥っている人がいたとか。
ただ、今回は同様の事例はほとんど聞きません。Berylを有効にしていたらログイン後10分程度でXがお亡くなりに。そのときXがエラーを吐いていないのが気になる。ログを確認するのが基本だとはいわれるけれど、書いてないんだから仕方ない。
また、Xが強制再起動してから再ログインすると、今度はKDEがやたらと不安定に。いきなりKDE系のアプリがクラッシュしたり(単発でぽつぽつクラッシュすることもあれば、一斉にほぼすべてのKDEアプリがクラッシュすることもある)、デスクトップが無効になったりします。デスクトップのプロセスってなんなんだろ。あれはさすがに普段チェックしてないからお亡くなりになっても呼び出せなくて困るのよね・・・。いつも放置してるけど。アイコンと壁紙がなくなるくらいでそこまで実害はないしね。
さらにさらに、KDEがクラッシュしなくてもBerylのウィンドウデコレータがお亡くなりに。これはBerylマネージャからウィンドウデコレータの再起動か、ウィンドウマネージャの再起動を選べば復活するのでまだましな不具合ですが、これが出始めるとシステムが不安定になってきたというサインなため、やっぱり鬱は鬱ですね。
このウィンドウデコレータのクラッシュについては類似の案件が1個だけ見つかりました。原因はグラボの熱暴走ではないかとのことだったのですが、私のグラボがそこまで熱くなっていないときですら発生するのでこれは微妙なところ。
そもそもNVIDIAとは相性悪い可能性はあるけどね^^; 元々AIGLXはATI(現AMD)をベースに作られた技術だし。
とまぁこう色々とあった訳なのですが、最後のBeryl以外はなんとか乗り越えてきたんですよ。だから今回も乗り越えられないかなぁという期待と、OS入れ直して直るかわからないという不安があります。
そう、OS入れ直した結果それでもBerylが不安定だった、ってことになったら、なんか悔しいじゃないですか。
今のところ、Beryl以外は非常に安定し、自分好みの環境にセッティングされています。Berylの機能は私にとってもうなくてはならないものになってしまいましたが、それとシステムの再インストールとを天秤に掛けると、やはりBerylを我慢する方に傾きます。
HDDに空きがあったら、新規で別のFedora放り込んで確認するんですけどね。ちょっと空きがないために確認のしようがない状況。
ほんと、原因は何なんだろうなぁ・・・。それさえ分かれば、自分のスキルと相談して動静がはっきりするのに。うぅ、動きにくいYO!

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