さて、先日の日記で「Strigiが悪さしてそう」と書いた訳ですが、実際のところはどうなのか不明です。キャッシュサイズをバカみたいに取っていたのは事実ですが、D-Busが不安定だった事との相関ははっきりしてません。
Strigiを削除した今はD-Busは安定しているので何らかの関係はあったと思いますが。Strigiの情報が(海外含めても)少ないんです。使い方すらよく分かっていませんw 軽いみたいなんですけどね。
さてさて、それ以外に分かったことといえばScreenletsのGoogleガジェット利用についてです。
以前の投稿([Linux]Screenletsがめっちゃ進化してた)にて
実際に私も試してみました。が、残念ながら動作せずです。Fedoraかつ64bitという環境だからということかもしれません。
と書いたんですが、原因が分かりました。
変換して作成されたスクリプトを覗いて見たところ、grkmozembedモジュールが使用されていました。これは予想していたとおりです。結構前の投稿になりますが、[Linux][Widget][Screenlets]Screenletsの便利な用法にてウェブページをウィジェット化する「Googlemapsウィジェット」や「WebFrameウィジェット」を紹介しました。このスクリプトの中でgtkmozembedモジュールが使用されていたんです。と言いますか、Googlemapsウィジェットがその他のWebページ表示系スクリプトの雛形となっておりまして、みんなそれに倣って作られていました。
で、新しく進化したScreenletsが自動生成してくれるスクリプトを眺めてみると、私の予想を大きく上回る内容がそこにはありました。自動生成されるスクリプトですが、対応ディストリビューションが
・Ubuntu
・Debian
・suse
・Fedora
の4種類になっています。Ubuntuについてはfirefoxを、Debianについてはiceweaselを、suse、fedoraの2種類についてはSeamonkeyをインストールしている必要があります。
これ以外のディストリビューションを使用している場合は、残念ながら自動生成された後のスクリプトを自分で修正する必要があります。また、これらのディストリビューションを利用していても、32bit版にしか対応しておりませんので、64bit版を使用している方はやはりスクリプトの修正が必要になります。
自動生成されるスクリプトは
$HOME/.screenlets/"Webウィジェット名"/"Webウィジェット名Screenlet.py"
となっています。Webウィジェット名は自分で付けたものです。これをテキストエディタで開いていただきまして、53行め(fedoraの場合)を次のように変更します。
workarround = "export LD_LIBRARY_PATH=/usr/lib64/firefox-2.0.0.14 \n export MOZILLA_FIVE_HOME=/usr/lib64/firefox-2.0.0.14 \n python "+ sys.argv[0] + " &"
これだけです。firefoxの後ろのバージョン番号は自身の環境に合わせて適宜変更してください。ここではfirefoxを使用していますが、32bit版同様、64bit版のSeamonkeyを指定することもできます。どちらもエンジンは同じですので好きな方を指定してください。ただ、Seamonkeyは通常インストールされていないと思いますので、使用する場合はyumなどでインストールしてください。
Seamonkeyの32bit版はなぜかyumでインストールできなかったんだよなぁ。リポジトリにないってことなんだろうけど、なんでだろ。64bit版Fedoraでも32bit版Seamonkeyをインストールできたらこんなスクリプトの修正はいらなかったと思うんだけどなぁ。
試しに動かしてみたGoogleトランジットの画像がこちら。
ちゃんと表示できてますね。ただ、「乗り換え検索」ってボタンを押しても結果を表示してくれないのが謎^^; 「ここから先は暗号化されていないページになるけどいいかい?」ってダイアログが出てくるんだけどなぁ。「Continue」ってボタンを押してもページが遷移しません。Firefoxに新しいページを開いてくれるわけでもないです。よく分からないわ・・・。
う〜んむ、同様にYouTubeウィジェットもスクリプトを修正して閲覧してみましたが、残念ながら動画を見ることはできませんでした。検索は普通にできました。新規にページを開いたりしなければウィジェット内でページが切り替わっても大丈夫ってことなのでしょうかね。
試しにSeamonkey単体でYoutubeを閲覧してみましたが、問題なく再生できました。結論としては、gtkmozembedでは64bit環境でFlashを見ることができないということのようですね。まぁ64bitのFlashは提供されていないのですから致し方ありません。Adobe出してくれよぅ><
とはいえ、Flash以外でしたら問題なく表示できますので、64bit版のディストリビューションを使用しておられる方はお試しあれ。他のディストリビューションであっても、firefoxないしseamonkeyのパスが分かればスクリプトを少し修正するだけでできますよ。gtkmozembed.soのある場所を指定したらいいようです。
さてさて、話はうって変わってVOCALOID界隈のお話。「Packaged」や「椛」の作者で知られるlivetuneサークルが、なんとビクターでCDリリースだそうな。Blogにて「ビクター」としか書かれていないですが、ビクターエンターテイメントでしょう、きっと。ニコ動で初音ミクに火がつき、ピアプロやZoomeで公開する場ができた訳ですが、作られた楽曲の出口を模索している今日この頃。dorikoがGrooveNoteでCD発売が決定し、19's SoundFactoryも同レーベルからCD販売決定。で、livetuneがビクターからメジャーデビューと、いよいよ一般流通に乗ってくるときが来たようですね。
今のところ、一般流通に乗る楽曲もJASRACを回避しているようで、楽曲の利用は自由ということのようです。ニコ動とかで公開される楽曲だけど、CDなんて買う人がいるんだろうか? ってところが注目点かもしれません。
livetuneは同人CDとして「Re:Packaged」を販売しましたが、確か一瞬で売り切れました。買う人は買うってことなのでしょう。
一般流通に乗せるときはジャケットなどに初音ミクなどのキャラクターを使用することは禁止ですが、個人的にはそっちの方が手に取りやすい気がします。ミクの絵がCDショップに並んでいるのはちょっとどうかとw
で、そんな話題が飛び込んできたからぼかろ曲でも貼っつけておこうかと思ったんですが、最近はボカロオリジナル曲を歌ってみた動画をよく見てるのでそれの紹介。ぼかろオリジナルも人が歌うとまた違った魅力があると思いますよ。
今回紹介するのは「夕日坂」です。dorikoの最新作ですね。この楽曲はミク曲でありながら動画内に一切ミクが出てきません。その為、この動画みたいに他の人が歌うとミク曲であることに気付かないのではないかと。
普通にオリジナル曲として聴いてもらうとよいのではないかと。作曲者であるdoriko氏自身、Blogにて「調教>>作曲」と仰ってますし。コメントは消してみることをオススメします。
こりゃそのうちこーゆー歌い手がデビューするのも時間の問題だよな・・・。
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