Google Japan Blog: Google 日本語入力がオープンソースになりました
いやはやこれは驚き! OSSにするするとは言ってたものの、ほんとにすんのかよって疑問もあったのですがほんとにやってくれました。
話題となったWebをクロールして生成した固有名詞辞書は外されているとのことですが、それを差し引いてもエンジンはそのままということでかなり期待できそう。
Ubuntuでは動作確認をしたとのことでしたが、ソースが取得できるならFedoraでも突っ込めるだろうってことでそっこー入れてみました。
結論から言えば、普通に使えちゃってます。Anthyとは比較にならない変換精度。まだ辞書登録とかができないみたいですが、普通に変換できます。普通に変換できることにこんなに喜びを感じようとはw
基本的な手順は
LinuxBuildInstructions - mozc - How to build Mozc on Linux - Project Hosting on Google Code
に書いてあるのでそのまま入れればOK。
なんですが、うぶんつでしかテストしていないからってところか分かりませんがFedoraではビルドエラーが出ました。
どうもglib-develとdbus-develに含まれているヘッダファイルがインクルードパスとして通っていないらしく、そいつが見つからずにビルドに失敗します。
Makefileでmake叩いているだけなんで、
CXXFLAGSに-I/usr/lib64/glib-2.0/include,-I/usr/lib64/dbus-1.0/include
を追加してやれば通るだろうと思ったんですが、どうもこれでは解決しない模様。うぶんつだと通るってことはうぶんつとはこのあたりのパスが違うんでしょうね。
Autotools使ってくれてたならconfigureでpkgconfig使ってこなしてくれるんでしょうが、MacやWindowsにも将来的には対応するつもりらしく(?)、Pythonスクリプトで条件分岐していてよく分からなかったんですよね。
ちゅーことで、バッドノウハウですが上記のインクルードパスに置かれているヘッダファイル(それぞれ1個だけ)を
/usr/include/glib-2.0以下と/usr/include/dbus-1.0/dbus以下にコピー(めんどかったので実際はシンボリックリンク)してビルドしたところ、あっけなく通りました。
※5/12 21:13加筆修正
このあたり、Deb系だとちゃんとdebパッケージ作ったら設定にて変えられるらしいのでそのうち整備されるかと思います。私の知識不足で実はこのibus_mozcをどっかに置けばOKなのかもしれません。
ビルドが成功したら、srcディレクトリ以下の
unix/ibus/mozc.xml
を
/usr/share/ibus/component/
にコピーします。続いてsrcディレクトリ以下の
out/Release/ibus_mozc
を
/usr/libexec/ibus-engine-mozc
とリネームしてコピーします。
これで再ログインすればibusの設定にてMozcが選べるようになっています。ただ、アイコンがないので歯車になってます。アイコンは適当なpngファイルを
/usr/share/ibus-mozc/product_icon.png
として配置してやればOKです。特に大きさに制限はないと思いますが、どの道縮小されますのでその点はご留意ください。
※ここまで加筆
とりあえず、Fedoraでは最速に近いと思われるビルド報告でした!
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