2005年5月11日水曜日

そういえばケータイって…

云わずもがな、今のケータイのほとんどがEメールができ、インターネット通信が楽しめます。
様々なコンテンツが賑わい、また様々な筐体が並んでいます。
最近のケータイの目玉コンテンツのひとつ、着うた。auに始まり、DoCoMo、Vodafoneもサービスを提供しています。
また、そういった大容量のコンテンツを提供するため、ケータイの転送速度も驚く程高速になってきています。
しかし、大容量化が進んでいると同時に、その通信に掛かる料金も増大しているのも事実です。
数年前までは、ケータイでの通信といえば専ら電話で、次いでメール、そして着メロのダウンロード、といった感じでした。料金明細の大部分を通話料が占めていたのではないでしょうか。
ところが今は着うたなどの大容量コンテンツが用意されているため、ついついダウンロードしてしまいがちです。そうするとあっと言う間にパケット料金が掛かり、料金明細を見て青ざめる、そんな経験、一度くらいはあるのではないでしょうか?
また、着うたといったコンテンツは(私の想像ですが)ターゲットが中高生ではないかと思っています。ここで、着うたをダウンロードするのが中高生が中心であったとしましょう。彼らは学生なので、大抵はケータイ代を両親が払ってあげていることでしょう。もちろん、両親は子供達にこう言うでしょう。
『ケータイを無駄遣いしていたら解約するからね!』
では、子供達はどうするでしょう? やはり、無駄遣いは気を付けてくれるでしょう(と思う)。でも、普段良く聞くアーティストの着うたがあれば、それをダウンロードして着信音に設定したい、そう思うのはとても自然な話だと思います(実際私だって設定したいと思うし、してますしw)。
かといって、1曲ダウンロードするのにどのくらいお金が掛かるのか、果たしてみなさん御存じなんでしょうか?パケット通信だから1パケット0.2円…なんてことがパンフレットやキャリアのサイトには書いてあるけど、じゃあ着うたを1曲ダウンロードするとどのくらいお金掛かるんだろう…と聞かれて、すぐ答えられる人はそうはいないと思います。
まして中高生の子たちがそれを知っているとは考えにくいです。
『まぁ、ちょっとくらいダウンロードしても大丈夫だろう』
と思って数曲ダウンロードしたら、実は結構お金掛かってて、無料通話分を越えて結構な料金になっちゃった…、あぁ、おかあさんに怒られる…なんてこともどこかの家庭で起こっていそうです(苦笑)
実際、コンテンツをダウンロードしてどの程度料金が掛かるのか。私がケータイを買うときにもらってきたパンフレットに載っていたのでここに紹介します。
§ パケット通信の目安 (料金は税込み)
○文字だけのメール送信(約250文字)    約2.31円
○ムービーメールS送信1回(約15秒)    約147円
○着うたフル(約1.5MB)          約2704.8円
○着うた(約130KB)            約246.75円
これはauの通常料金の場合なので、割り引きサービスを利用していたりすると異なる場合もありますが、目安としてはちょうどいいと思います。1パケット=128バイトって言われたってピンと来ませんからねえ。ただ、着うたが意外と高いものだ、と言うことが分かっていただけるかと思います。これを5曲ダウンロードするともう通信料だけで1000円行っちゃいますからね…。いまどきの中高生がどの料金プランを使っているかは分かりませんが、料金を支払っている両親からすると『頼むから控えてちょうだい…』と思うことでしょうね。
ここで、キャリア側に提案したいことがあるんです。それは、「パケット通信の制限」です。auしか知らないのでauでの話になりますが、ケータイを契約するとき、メール通信を行いたければ、EZWebサービスに加入する必要があります。これに加入することで、EメールとEZWebが利用できるようになるのです。
しかし、Eメールだけ、もしくはEZWebだけというサービスは行っていないようです。できれば、EZWebには制限を掛けられるようなサービスを行ってもらうことはできないのでしょうか…。例えば、月に支払える料金の上限を定めておき、料金がそれを越えるようであればその月のそれ以降の通信を制限する、といったサービスです。
auが今1050円/月のパケット定額サービスを始めましたが、あのサービスはWINのみで、CDMA 1Xには適用できません。学割はCDMA 1Xしか適用できないので、学割を利用するであろう学生さんには適用できないのです。また、仮に学割とパケット定額を併用できたとしても、着うたなどのコンテンツ提供サイトは月額料金を設定しているところが多いので、その料金も含めて最大使用料を設定できるサービスがあれば、結構需要はあると思うんですよね…。
「パケ死」なんて言葉が生まれる程パケット通信の料金はばかになりません。特に学生さんは両親が払ってくれているであろうのであまり料金を意識することもないかもしれません。それならば、料金を払う親の方が月の料金の上限を決めて、それ以上は使えないようにしてもいいのではないでしょうか。いわばお小遣いのようなものですよね、ケータイの料金って。なら、あげる量も決まっていていいはずですし。
みなさんは、どう思います?

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